大きなジャンルのものに登録するのが久々過ぎてちょっと竦みました。
さっきゆるっと雑誌を立ち読みしてたらZでやってるゆんだむのコミカライズが丁度23話辺りだった件。
正直言うとアニメより負傷の仕方が好きなn(ry
いや、だって血のついた手でハロのこと情けないなって撫でて、勿論ハロに録の血糊がつくわけで。
コンテナに帰ってきたハロとでゅなめすにぶわってなるせっちゃんとフェルトから、血糊舐めとるせっちゃんまで妄想しました、よ…!
下記は地味にゆんだむ二期ネタバレです注意!
ばくほんの美/し/い/名/前を聴いてると、もの凄くディランディ…!ってなります。テロの時も、ニールの時も。
あれを、ライルは二度も経験するのか…しかもとうとう独りぼっち。それでもCBに参加するんだから、つよいひと、だろうな。多分ニールよりも。
そんな感じにライルさん捏造。多分弟でしっかり者、ちょっと思考が辛口気味。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++
随分前にあいつを見た時と同じで墓地には雨が降っている。墓なんて、建てるんだな。純粋にそう、思った。秘密組織じゃなかったのかよ、勿論墓石に刻まれているのは自分と語感の良く似たあいつの名前だが、戸籍の抹消とか、しないのか?それともおれが映画の見過ぎなのか?私設武装組織、とんだ仲良しグループだな。それが、第一印象だった。
持ってきた花束をケルト十字の根元に。花屋で真っ先に目に付いた白い薔薇。雨に濡れて多少くたりとはしているが、薄暗い中でも其処だけ初雪を切り取ってきたような白さは変わらない。モノクロの世界は変化することなく、自分をも呑み込んでここにある。
「聴いたぜ。」
思い出すのは、ほんの数日前のこと。黒いスーツの男から渡されたのは、唐突で呆気なさすぎる片割れの訃報とメモリーカードだった。その時から現在まで、寸分もあいつが死んだと実感出来ないでいる。涙の一筋も、出やしなかった。
何となくだが勘付いていた通り、最期の瞬間なんて物はその中には入っていなかった。AIにさよならをして、それだけ。あいつらしい、あいつらしすぎる。其処からは、おれの知らない名前でAIがあいつを呼び続ける。永遠に続くかと思われたそれは、微かな人の声と同時に途切れた。無機質で、一定の音質。それで呼ばれた名前の物体に、エージェントだと名乗ったスーツの男は、ならないか、と言っていたような気がする。双子を、片割れを、何だと思ってるんだ、あいつら!
近似したふたつは限りなく同じものに見える違うもので、欠けた片方の穴に完全に嵌るピースじゃない。誰だって解っていることだ。それでもおれは必要とされた。それだけの事を、あいつは働いていた。その大事にとっては、人格なんて瑣末な誤差に過ぎないらしい。
あいつの最期の空白は、おれが望んだ通り補填されることなく、神への懺悔か、辞世の句か、あの後何を呟いたのかは、もう誰にも判らない。それでいい、と。きっとそれはおれに向けた言葉じゃない、と直感が言っている。或意味あの約束を守ってくれたのかもしれない。―おれの目の前では死ぬなよ、絶対に―そう言ったら、あいつは―死ぬんならおれの目の前でだ、絶対に―そう切り返してきた。どっちもどっち、お互い様。意地と虚勢を必死で張り合って、自己満足を押し通す。
あいつは、馬鹿だ。本当に馬鹿だ。過去の為に仇をとって、先のことなんか考えちゃいない。それでも最期に、未来に向けて何か呟いたんだ、きっと。
未来を信じきれなかったくせに、全く以て烏滸がましい。
何か文句でも言ってやろうかと、名前の刻まれている辺りを睨み付ける。長い前髪は雨に濡れて邪魔くさい。また、傘を忘れた。
「おれはお前の仇なんて討たないよ、ニール。」
悔しいんなら、生き返りでもするんだな。
そう言って、初めてあいつがもういないのだと痛感した。あの自分のものより少し明るい翠色が、こちらを向いて眇められることは、もう、ないんだ。
西から差し始めた日光は、まだここには届かない。雨は頬を打って、森の匂いを強くした。
+++++++++++++++++++++++++++++++++
捏造双子設定からいくとライルさんはいつもおれは大丈夫だからお前は前を見ろってニールさんに言ってるような人だので、しっかり者の振りの筈が本当にしっかり者になってしまった感じ。過去に執着したニールさんが悔しくて堪らない。そんな片割れが大事にした未来(せっちゃんとか荒晴とかてぃえ)が気になる。
刹ライが成立するかは、極めて微妙なところ。