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ぶろぐさん

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せっかくの

土日なのにあまりにもなにも進みませんでしたね。いつものことですね。
これは年末年始泣きをみるだろうなあ…。

そういえば、11話の再放送を見ながら音無さん+生徒会とSSSがガチで対立したら、について考えていました。
生徒会側にギルドはないので、前者はほぼ完全に補給が絶たれた状態になります。SSSの武器を奪取すればまた話は別ですが。
というわけで音無さんは短期決戦を迫られるのだろうな、と。もちろん奏ちゃんに頼れば長期戦を望めないこともありませんが、彼女一人に負担をかけ続ける、という状況に好んで甘んじようとは思わないだろうなあ……。
ゆりっぺもゆりっぺで、あまり長期戦にはしたくないと思います。離反者はすぐにでも捕らえて何らかの処置を早急に行なった方が組織のためです。
もちろん外敵を維持して組織の結束を強めるという手もなきにしもあらずですが、音無さんはあまりにもSSSに食い込みすぎていたんではないかな…随分内部で信頼を得ていたこともおさえてるだろうし、さらに離反者が出てこじれる前に決着をつけると判断しそう。たとえ長期持久戦に持ち込めばこちらに分があるとわかっていても。
音無さんが完全に裏切る、という形を見せたなら、日向はゆりっぺにつくんじゃないかな。本編ではゆるやかな分岐程度に収まっていましたが、あそこでもし音無さんがもっと大きなアクションを起こしていたらと思うと…。

まあそんな感じで、要するに6話のような状況で泥だらけになって銃を突きつけ合う音日が見たいのです、という話でした。なにかささやかにでも形にできたらいいな。

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コンクリートの上、あるいはリノリウムの上

音日でなにやら書きました。たぶん、自分の性癖を知ってる方には「ああお前らしいな」と言われてしまうような、なにか。


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 面前を削れ気味のローファーの底が高速で通過して、その向こうには不敵に笑う顔。こいつこんなに体柔らかかったか? そう思ってる間にも、日向は回し蹴りを空振った勢いのまま一回転すると同時に姿勢を一段低くし裏拳とあわよくば肘で脇腹を狙ってくる。俺は脇を締めてそれを防ぐのを早々に諦めて、後ろに大きく一歩飛び退く。寸前まで自分がいたところにはもう日向の左足が踏み込んでいて、その体の影から右の拳が振り上げられる。体を右に傾けてギリギリのところで避けると、その右手に襟首を掴まれ地面に勢い良く転がされた。下になった右肩が痛いが間合いが取れるだろうと思いそのまま二・三回ゴロゴロと転がる。起き上がってふらつく体にぐっと力を入れて日向のいる筈の方を向くと、余裕そうにボクシングのステップを踏んでいた。しかも口笛つきだ。平衡感覚が戻るまで待ってくれているのか、それにしてもいらっとくるな。
「余裕だな」
「伊達に戦ってないぜ」
 相槌の代わりに口をぎゅっと結んだのが試合再会の合図だった。
 俺はクラウチングスタートの要領で地面を強く蹴って脚を狙いにいく。意図に気付いた日向は両手を組んで大きく振りかぶった。日向の動きを確認して、目標をがら空きの上半身に変える。たとえあれを振り下ろされても、背中ならダメージは軽微だろうと判断した。
 体格こそ同じくらいだが、やはり戦い慣れしている分日向の方が格段に速い。避けてばかりでは無駄に体力を消費して、自分の動きは鈍くなっていくばかりだ。ならいっそ一撃や二撃もらうのを覚悟で当てにいった方がいい。
 初めて積極的な姿勢を見せた俺に怯んだのか、日向の動きが一瞬止まる。それを見逃さずに懐に入り込むようにして鳩尾に重い一撃を入れる。おまけに中指の第二関節を突き出しておいた。反則くさいが元からルールなんてものは無い。見事に肋骨の無いところに拳が当たり、筋肉と内臓にめり込む感覚がする。そういえばこいつは、細くはないにしろ高松ほど鍛えてるってわけでもなかったな。
「…っあ」
 頭上から喉が引き攣った声が聞こえると共にさっきの両手が振り下ろされた。肩に当たるが予想通りそこまで痛いものではない。それより鳩尾に一発食らってまだ反撃できる方が不思議だった。伊達に戦っていないというのはこういうことか。だが決着まではあと一歩。今は俺の方が有利だ。
 ブレザーの裾から手を突っ込み目当てのものを手探りで探す。ベルト沿いに腰の後ろまで手を回せばすぐにそれは見つかった。日向も反撃を諦めて痛みに耐えながら同じことをしようとしているらしいが、生憎痛みで体が曲げられず俺の腰までは手が届かない。背中に爪を立てるばかりだ。予防線にと空いている方の手で鳩尾を圧迫してやると、面白いくらいに体が跳ねた。あ、とかう、とか短い悲鳴が聞こえてくる。これもなかなか楽しかったが、後でも十分堪能できると判断してさっさと決着をつけてしまうことにした。鉄の塊を日向のベルトから抜き取り体を離すついでに脚をかけて体を地面に転がす。完全に形勢逆転。すがすがしい面持ちで喉元に銃口を宛がう。
「ばぁん」
 ゆりから渡されたグロック17は火を噴かない。代わりに日向が苦し紛れに「参りました」と呟いて、整わない息と格闘している。
「…反則」
「ハンデだろ」
「ハンデにしては性質が悪すぎだ」
 息をするのも辛そうに鳩尾を押さえる日向を眺めながら、俺も息を整えた。何分くらいこうやっていたのだろう、すっかり汗をかいていて体が中から熱い。ブレザーを脱いで脇にやると、もう一度日向の方に向き直った。
「…大丈夫か?」
「お前が訊くか? それ」
 呼吸で胸を上下させる度に痛そうに眉を寄せる。あのくらいで内臓にまではいってないと思うが、痣にはなるだろうな、とぼんやり思う。
 そもそもこの試合を日々の鍛錬にと持ちかけてきたのは日向だ。自分の銃を相手から奪って急所に撃てば勝ち。勿論撃つ振りだが。それ以外のルールは存在しないので、さっきのような技も含めてなんでもありだった。勝敗はといえば俺の負け越しで、今日のような結果は珍しい方だ。
「日に日に戦い方がえげつなくなってるぞ、お前…」
 その内目とか狙われるんじゃねえかなってひやひやしてるんだぜ、との言葉に、こいつは本当に墓穴を掘るのが上手いなと感心する。
「もしやって見えなくなったら治るまでついててやるよ」
「はぁ!? 何言ってんだ…っ」
 こちらに注意を向けたために隙の出来た腹部を圧迫してやる。さっきの続きだ。ぐ、と拳で押し込むとびくびくと痙攣のように体を震わせる。奥歯を噛んで痛みと声を耐えているのがありありと判る表情でこちらを睨んでくる。それは煽ってるだけだといい加減気付かないのだろうか、こいつは。
「ぐっ…う、音無の、悪趣味!」
 恐らく今の全力だろうと思われる力で腕をつかまれ除けられる。さして痛くはない。しつこくすると機嫌を損ねるのであっさりと手を引いた。
 当の日向はといえば痛みを抑えるために浅く喉だけで呼吸していた。早い息が繰り返されるだけで、あまり状況が好転するとは思えなかった。だが、じわりと昨日の色事を彷彿とさせるその苦悶の表情は俺の口を閉ざすのには十分だった。
「なに、見てんだよ」
 じい、と顔を見つめてくる眼線に気付いたらしい日向が更に眉間に皺を寄せてこちらを見やる。導火線の残りは、一寸もあるだろうか。
「お前のそういう顔、すっげえ、そそる」
「変態」
 やさしくしてくれよ、と呟いた唇を乱暴に塞げば、諦めたように紫の双眸が閉じられた。


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手合わせと嗜虐心をくすぐられる音無さんが書きたかった。

わあい

さっきまで話していた脱臼プレイ談義をとぅぎゃったでまとめました。
全体的にネタがえぐくて健全な青少年向きではないです。ご注意をば。
おとひだっきゅうぷれい

幸せな話を、ひとつ

音日 全力で収拾がついてない

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ばたぼた、と藤色に光る泉からそれは湧き上がっていた。
とても、とても珍しいもので、そっと指先で触れるのも憚られてぎゅうと拳を握りこむ。
恐らく彼はこの手を待っているのだろう。そうとわかっていて、それでも触れたくないと思った。触れてしまえば、この光景にはもう二度とお目にかかれないだろう。
どうして彼がこうなってしまったのか、よくは覚えていない。というか、どれがきっかけになったのかがよくわからないのだ。多分自分の言動のうちどれかが、良い意味では琴線に触れ、悪い意味では彼の心の壁を打ち砕いてしまったのだろう。
彼は階段の高い方に座り込み、自分はその二段ほど下に片膝をついて彼を見上げている。両の手はどちらからも十分に届く位置だ。
ここは教室のある棟の、授業時間でなければ人通りのある階段だった。次のチャイムが鳴るまではざっと二十分、となればおそらくこの涙の寿命もその程度ということになる。それは酷く、惜しいと思われた。
沈黙が重いというわけではないが、恐らく彼は話したくはないだろう。きっと自分が聞いたことも無いような声を出してしまうだろうから。真っ白い懇願の、声を。時折しゃくりあげるのを我慢するように喉を詰まらせる音ばかりが静かな階段に響いて、その度にどっと雫がこぼれるのを何度も美しいと思った。

Salute

AB!で軍パロ。今回は音日。元ネタはついったのみなさん!http://togetter.com/li/34846

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 先の戦線での戦功により、貴官を下記の年月日より少佐に叙する。

 紙切れ一枚の昇格通知が届いたのは、つい先日のことだった。自分の年齢に比してこれは異例の昇進スピードだ。先任少佐で部隊長のゆりっぺは更にその上を行っているが。まぁ上の狙いは見えてる。この部隊を敵の目の敵にしたいんだろう。どうせ端からここははみ出し者の吹き溜まり部隊だ。全滅しようが上層部に痛手は無いし、使えるだけ使っておこうという魂胆だろう。
「今日付けでSSS附副官に着任いたしました、音無准尉です!」
 カッと踵を揃えて陸軍式の肘を張った敬礼をする。歳は同じくらい、背格好は自分の方が少し上回っている。元はといえば彼は軍医なのだから、体格差はしようのないことだった。
「実質、俺附の副官だ。そう思って動いてくれ。」
「了解しました。」
「実戦時には軍医相当の扱いになるようには言ってある。そっちも期待してるからな。」
「は、」
 意外そうな顔をする。それもそうだ。こんな柔軟な人員運用、他の隊じゃしないだろう。万年人手不足のSSSならではだ。
「もともと軍医がほしかったんだよ。この隊には看護資格持ってる奴しかいなくてさ。けど使える人事枠が副官しかなくてな…だから平時は副官で、よろしく」
 歩み寄ってどん、と銀色の飾緒の下げられている右胸を軽くたたく。通常の場合飾緒は金色だが、副官はそれとひと目でわかるように色が変えてあるのだ。物珍しくそれを眺めながら、握手のために手を差し伸べた。
「こちらこそ、よろしくお願いします。」
 白手袋を滑らかに外し、あちらの手も差し出された。がっちりと握手をして、何もなかったようにそれをはなす。
 俺のデスクの斜め左にある自分の定位置につこうとした彼の背中に、ぽんと声を放り投げた。
「敬語、」
 彼が振り返る。顔には何も表情は浮かんでいない。とても事務的な所作。
「もういいんじゃねえの、似合わないし」
 すう、と目が眇められた。さて、どうだ。
「お前がそう言うんなら、やめるけど…」
 声が柔らかくなる、と同時に今までのやりとりを思い出してどちらともなく笑い出した。まるで似合わない。それはお互い様だ。
「ははっ、お前、SSSの副隊長だったんだな」
「知らなかったのか?」
「流石にSSSなのは知ってたけど、部屋入ってびっくりした。だっていつもご丁寧に上着脱いでシャツの肩章も外してたろ」
「あれはかさばるし暑いからだよ、そんなつもりはねえよ」
 音無結弦、階級は准尉、軍医学校を出てあまり日は経っていない。転任前はこの基地に附属する医局の軍医だった。
 それを俺が「腕の良い軍医を探してきて。あなたが佐官になるから副官の枠が増えるのよ、ちょうどいいじゃない」というゆりっぺの一言から直々に内定して引き抜いてきたのだ。SSS附の副官扱いで。よくそんなわがままが通ったものだなとしみじみ思う。うちの隊長様のことだから、どんなえげつない交渉をしたんだか。考えるだけでも背筋が寒くなった。
 その軍医探しの白羽の矢が、この音無准尉に立ったというわけだ。
 彼の編入を申し出るまでに、人となりをみるために接触を試みた。といえば聞こえはいいが、要するに一日中医局をぶらぶらしていたのだ。
 面倒見の良い音無は、すぐに俺に気づいて話しかけてくれた。まぁ最初は同じ軍服を着てるというのに不審者扱いだったが。
 窓際部署で暇だから白衣の天使が拝めて、尚且つ快適で清潔な医局にいるのだと言うと、なら手伝いの一つもしてほしいとぼやかれた。
 ロビーで毎日のように定位置になったベンチに座り、だらだらとテレビを眺める。そこに時々音無が訪れて世間話をする。そんな毎日もなかなか悪くなかった。一応お目当てと言っておいた白衣の天使も拝めるしな。
「ここに来るってなったら、色々言われただろ」
 掃き溜めだけはあって、あまり評判のお宜しくない我が隊に編入となれば、そりゃあすんなりとはいかないだろう。
「まぁな。でも気にしてないよ、お前が副隊長なら大丈夫だろ」
 なんのつっかえもなく音無が言う。自信を持って紡がれた言葉は心地よく心に響く。
「そりゃ嬉しいね。ボスが曲者だけどな…そら、挨拶に行くぞ!」
 ばん、と背中をたたく。気の合うお供が増えれば、あんな魔物怖くない。強がりでもそう思いたかった。

 椅子にかけていた上着を音無に肩にかけられ、慣れないそれに袖を通す。前身ごろは座ったときに背中と擦れて、随分皺になっていた。

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