明日ってかもう今日ですが、春の祭典行って来ます…!
へたりーの島は死ぬだろうなぁ^^^
さっき思いついたので英雄王と兄ちゃんで軽いお話。特に意味はない。
-------------------
なぁ、金に輝く砂は美味いか?
じゃあ、銀に輝く雪は美味いか?
あぁ、言っとくが、そこの水は不味いぞ? 塩水で紅茶を淹れたらこんな味かね。
確かに。確かに、だ。西の山を越えた先は肥沃な大地だ。東に行けば昔から技術の集まる街がある。南はこの俺でも欲しくなるような、貴重な芸術品が転がってる。北は…そうだな、良い港が沢山あるよ。文化も誇り高い。
だが、あんたの力は俺一人を保つには勿体無いほどだったが、粗方全てを手に入れるには些か不安定すぎた。
ほら、銀に輝く雪は不味かっただろう? あの金に輝く砂と同じだ。長らく味わってなかったのにな、いきなりこれだ。全く以って他人事ではないが、気の毒に、と言うしかない。あんたは、俺達は勝ちすぎたんだ。それだけだよ。戦後処理はあいつがやってくれたから大丈夫。ほとんど削れてないよ。
甘美な夢をありがとう。それに二度もだ。…二度目は失敗したけどな。
あんたの俺への愛に誓って、絶対に、忘れない。あんたが振り払った砂の輝きも、肩に積もった雪の冷たさも。勿論、あんたと飲んだロゼの色も、だ。
この記事にトラックバックする